額縁

方針定まらないブログ

SixTONESドームツアー「VVS」大阪一日目

f:id:gakubuchi22:20240223202720j:image

 

SixTONESドームツアー「VVS」の大阪初日に行ってきた。ネタバレしてます。

 

まず、アルバム話を軽く。ロックメインで大正解だったと思う。いま思うと2022年のCITYと2023年の声、続けておしゃれ曲が多かった。今回ロックに振ったのは反動かな。最初はもう少しおしゃれな曲欲しいと思ってたけど、すごく良かったと思う。

 

公演自体にも、前回の反動を感じた。ジュニア時代の曲やドーム用のド派手セットなど、去年出来なかったことを盛り込んだのが伝わってきた。

Specia Order、Imitation Rainあたりはセトリ落ちだろうなと思ってたんだけど、大体当たりだった。あそこらへんの曲をダンスで見せるのは今回お休みという。

 

ステージ構成と最高オープニング

今回SixTONESとしてははじめての、センターステージだった。NEWS担としては、2018年のNEWSのライブ(EPCOTIA ENCORE)そっくりだと思った。※ センターステージから伸びるようについたサブステージとか、ほぼそのまま。しかもバンド付きも同じ。EPCOTIA ENCORE行けなかったので、もし見に行ったらこんな風に見えていたのかなと思ったりした。

 

会場が暗転すると、6つのサブステージからそれぞれリフターが動き出した。特別高さがあるリフターらしくて、席の近く(スタンド席下段)に来た。上に箱がついてて、ここから誰かひとり登場するんだ!と分かった。開く前の「だれ〜〜??」の空気感、最高。で、中からニッコニコのこーちくん出てきて、もう最高!マジ一瞬で落ちかけた。本当に髙地担になるところだった。あの笑顔で落とせない人いないだろう。

はじめてライブ行ったとき、すぐ隣の人がこーちくんのファンサもらってて、笑顔ヤバ〜って思ったんだけど、今回のほうがヤバかった。超アイドル。伊達にあのチームで愛嬌担当してないわ。普段バラエティタレントみたいな顔してるからギャップもすごい。笑顔忘れられない…。

この最高リフターガチャで、VVSは開幕した。(よく考えたら位置決まってるからガチャではないんだけど、とてもガチャの気分だった)

 

一曲はアルバムリード曲のアンセムだった。ノリやすい。過去2回は落ち着いた曲調からはじまったので、これも趣向を変えてきたなと思った。

自己紹介後、Hysteria→君がいない→Alrightの流れは痺れた。バンドも最高だった。ここらへんはかなり挑戦的だったのでは。

(翌日ホテルにて、まわりほぼスト担の空間で朝食食べてたら、どこかにいた2人組から「Hysteriaな…」って聞こえてきて心の中で(それな…)って返した。)

 

旧Jのドームツアーは初体験。いままで行った中で一番豪華でド派手なセットだった。形変わったり、動いたり、センターステージの装置だけですごい。それに加えて、水は出るわ、特効たくわ、レーザーも出すわ、演出の大判振舞い。そして、サブステージや花道をもある。

総じて、ジャニーズのライブのつくりすべて、なんの衝動に駆られてここまでやってるのか不明。どう考えても行き過ぎたサービス精神…。どういう算用で作ってるのか毎回気になるけど、今回は豪華な分、特に気になった。

色んな要素が盛り込まれていて、結果的に一回では物足りないようになってると感じる。

 

ライブは中盤へ

座席がスタンド下段(一階席)だったけど、センターステージはなんだかかなり遠かった。12月に行ったバンテリンドームの4階席より見にくかった。ステージの柱のせいかもしれない。

ダンスを真横から見る形になり、ダンスパートが続くところはちゃんと見えなかった。もう少し近くで見たかった。行けただけで全然嬉しいのに、実際行くと欲が出てしまう…。

しかし、踊りながら歌ってるのに全員まったく音外さなくてすごい。分割して歌ってるから、素人が聞いて上手いって言っていいか、厳密なところ分からない。けど、全員器用に、余裕で歌いこなしている。なので、SixTONESの歌はいつもとても気持ちいい。

 

曲披露中の迫力からは一転、MCでは和気あいあいとしたやり取り。センターステージだから、どの形で話せばいいか?という話題に(NEWSも同じような話してたかも笑)。大我くんの提案で電車ごっこをしてた光景が焼き付いてる。

 

それにしても、センターステージって情報が多い。全員サブステージに来たはずなんだけど、そこらへんの細かい記憶がなくなっている…。全員の印象も書きたいんだけど、ステージの印象が強くて、うまく言語化できない。SixTONESのライブに行くのは3回目だから、これまでと大きく印象が変わることはない。けど、本当かっこよかった。ジェシーも大我も北斗も髙地も慎太郎も樹も、輝いてた。自分が6個分裂してそれぞれ見ることはできないのか…それぐらい全員魅力があるし、ちゃんと見たい。

自分は田中担なんだけど、樹遠かったし、もうちょい髪の毛短いほうが好きで、逆に助かったって思っちゃったよ。もうこれ以上は書きません笑

 

終盤、デコトラが登場したとき、ドォンドォンドォンドォン…みたいなイントロの音も相まって、心の中の爆笑が止まらなかった。褒めてるよ。最初の歌詞の通り、「Go Crazy」だった。もう「DON-DON-DON」デコトラの曲としてしか聞けん…。キラキラフロートじゃなくてデコトラ乗るグループ…。

EDM曲を歌いながら、デコトラでに乗って会場全体を盛り上げる。これがとても良かった。一曲一曲湧いてる感じがあって、スト担みんな好きなんだろうなと思った。個人的には似たような曲だと思っちゃったりするけど、やっぱ会場で聞くとめちゃアガる。ただ脳内イントロドンはもう不可能。

 

前半で挑戦的なこともして、中盤ダンスもしっかり踊って、最後のほう人気のEDMで沸かせて、すごく欲張りな内容だった。なのに、よくまとまっていたなぁと思う。

 

新境地の「こっから」

アンコール前ラスト曲は「こっから」だった。最後に「こっからはじまんだ」と言われて、アガらないわけがない。

 

これはデビュー後の話でデビュー前は分からないけど、SixTONESは「挑戦的な音楽」を自分たちに課しているグループだと思っている。だから、王道アイドルソングは避けるし、難しい曲を歌う。これにはスリリングさがある。常に「そう来たか」と楽しませてもらうと同時に、自然と新しさを求めてしまうからだ。

2022年の後半、私はSixTONESに新しさを求めてしまっていた。正統派アーティスト方向は「マスカラ」でやってしまった。その後も面白い曲が続いていたけど、世間的に認知されるにはなにか別の打ち出し方があるのではと、思っていた。勝手だけど、考えたら止まらなくなって歯がゆくて、見ていられなかった。シングルの選曲が難しいことに理解はしつつも、興味を失ってしまい、ほとんど担降り寸前のような状態だった。

 

その後、運良く当選した慣声の法則 in Domeにすっかり心を奪われ、私は再びSixTONESに熱を上げていた。続いて、「こっから」が発売された。これにはかなり感動した。いままで見たことがなかった、けどどの曲よりもSixTONESの魅力が分かる曲だった。アルバム曲「人人人」を踏襲した曲であること、慎太郎くんのドラマの主題歌で、ドラマとしても注目されたことも、すごく良かった。SixTONESは新しい代表曲を作ることに成功した。

 

というわけで、私が気を揉む必要など全くなかったのだ。その後、雑誌などで「SONYと楽曲について喧嘩した」「タイアップ曲も関わらせてもらった」などの話を知った。本人たちが色々模索した結果だった。私の心が離れてしまったとき、SixTONESが動いていたのかもなぁ…。合ってるか分からないけど、そんなことも考えた。ファンとしては失格なんだろうけど、素直に作品や方針に反応できた時期も、貴重な経験だったかもしれない。

 

色んな思い出のある「こっから」。全公演初日だったので、ライブ初披露だった。こんな機会に立ち会えるとは。とても嬉しかった。

SixTONESはずっと挑戦的でスリリングで超かっこよくて、これからもこのグループを見続けてしまうんだろうなと思った。

 

あっという間にライブは終わってしまった。後半ノリがいい曲が続いたので、余計終わるのがはやく感じた。行く前は「一度でも見たい」だけど、終わったら「なんとかもう一回くらい行けないか…」って思っちゃう。本当楽しかった!けどやっぱりもう一回行けないだろうか…。

 

※いま思うと、他も色々似た部分があって、ソファの演出もSweet Martiniのバーカウンターっぽい。ステージ中央にカメラ置いてまわり囲むやつも同じ。